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2013年2月 9日 (土曜日)

大学における授業の電子化は教授を忙しくさせるだけで教育効果の向上は見込めないとの批判

下記の記事が出ている。

 Classroom Technology Faces Skeptics At Research Universities
 Information Week: February 8, 2013
 http://www.informationweek.com/education/instructional-it/classroom-technology-faces-skeptics-at-r/240148217

同感だ。

たしかに本を読めば理解できるようなことであれば,電子的な教材を作成・提供することが可能かもしれない。しかし,それなら教室も教授も必要ない。

他方,本を読んでも理解できないことや本には書けないことなどは,電子的な教材に向いていない。

大学における真に有用な講義は,もちろん後者の内容のものだ。

前者の内容のものであれば,独学で本を読み考えるだけで十分対応できるから,わざわざ大学に進学して講義を受講する必要は全くない。

もちろん,前者の内容程度のことしかこなせないレベルの教授は別の見解をもつだろう。それはそれでかまわない。しかし,持論がコンテンツ化されたあかつきには自分自身がお払い箱になってしまうということをちゃんと理解できているのだろうか?

ビッグデータがあっても真理を見出すことは難しいことだが,ビッグデータが存在しなくても真理を見出すことはできる。

そういうものなのだ。

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