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2013年1月18日 (金曜日)

無レンズ画像認識装置

下記の記事が出ている。

 Lens-less camera emerges from metamaterials work
 BBC: 17 January, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-21057270

 Scientists Develop Device for Image Compression
 New York Times: January 17, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/01/18/technology/duke-researchers-develop-a-new-way-to-compress-images.html

 Metamaterials perform image compression before light reaches the sensor
 ars technica: January 18, 2013
 http://arstechnica.com/science/2013/01/metamaterials-perform-image-compression-before-light-reaches-the-sensor/

レンズを用いて光学情報を得るのではなく,複数の電波を用いてレーダー画像のようなイメージを直接に脳内に送信するというシステムらしい。

人間の生体の眼球で焦点を合わせる動作によって距離感を認識するよりも,より正確に距離感をつかむことができるのだそうだ。

これが普及した場合,もし全く目の見えない人が使うと,世界をレーダー画像のように認識する人格が形成されることになるだろう。また,目の見える人が使うと,焦点を合わせて距離感をつかむという動作をしなくなるので,あっという間にその機能が衰え(←日々の訓練を怠ると,どんなに優秀なスポーツ選手でもたちまち能力を喪失してしまうのと同じ。),日常生活において様々なつまらない事故を頻発させることになるかもしれない。

加えて,いつも指摘することだが,電波を用いるセンサー装置の一種なので,ジャミング攻撃等があり得る。やり方次第では,殺人も可能となるだろう。

・・・と,このように言っても開発したい企業は開発したいのだろうし,金儲けのためにどんどん市場に出ることになる。多数の人々が死んだり重症を負って社会生活ができないようになってしまってからでないと,社会が正しい方向へとものごとが動くことがない。そういう具合に諦めている。

ただし,このブログで書いてある以上,今日の時点で予見可能性は発生している。もし万が一にも重大事故が発生した場合,想定外だとか予見できなかったとか弁解することはできない。開発者と企業は,全損害について責任を負うべきだ。

ちなみに,日本国の現行法上では,近視または遠視の運転者が眼鏡を使用せず,この装置だけを装着して運転すると,明らかに道路交通法違反行為となる。また,そのように勧める者は,教唆犯として処罰され得るし,装置の提供者は幇助犯として処罰され得る。

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(余談)

どんな技術なのかとあれこれ想像してみたのだが,測定装置の部分は要するにコンパクトな3次元レーダーという感じなのだろうと思う。

そして,データの記録形式はJPEGと類似する圧縮方法を採用している。

つまり,3次元レーダー+JPEGという技術というような感じになる。

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