米国:大手書籍流通業の業績不振
下記の記事が出ている。
Barnes & Noble Faces Steep Challenge as Holiday Nook Sales Decline
New York Times: January 3, 2013
http://mediadecoder.blogs.nytimes.com/2013/01/03/barnes-noble-reports-tepid-holiday-sales/
Barnes & Noble Bookstore Sales, Nook Sales Down Over Holiday Period
Digital Book World: January 3, 2013
http://www.digitalbookworld.com/2013/barnes-noble-bookstore-sales-nook-sales-down-over-holiday-period/
Another Disappointment for Barnes & Noble
Digital Book World: January 4, 2013
http://www.digitalbookworld.com/2013/another-disappointment-for-barnes-noble/
この記事からは一応離れて・・・流通形態の問題だけに目を奪われると本質を見失うことになる。
最も大事なことは,「面白い本がない!」ということだ。
このCyberlawブログのパクリ本を含め(笑),インターネット上から寄せ集めて加工しただけというような内容のものが余りにも多すぎる。
そのようなものが売れるはずがない。
要するに,レベルの低いコンテンツがあふれ過ぎているのだ。
いずれ淘汰されることになると予想はしているが・・・
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(余談)
昨日,たまたまカーラジオをつけたら,某女性雑誌編集者のライブインタビューみたいな番組をやっていた。
これまた単に「売りたい」という姿勢だけが濃厚で,内容は支離滅裂・・・
パワースポットの特集記事の解説があったので,アナウンサーのような人が「お勧め」の場所を尋ねると,料理店や菓子店の案内ばかりで,質問と回答がマッチしていない。要するにボイスだけで雑誌の商業宣伝広告等の誌面構成が明確に見えてしまうような軽率な内容だった。
こういう雑誌は,誌面に並ぶ商店等からの商業宣伝広告費で飯を食っているのかもしれない。また,商業出版社としては,「とにかく生き残りのためには何でもする」ということなのかもしれない。そのような考えを理解できないわけではないのだが,それにしてもひどすぎる。
これでは,ますますもってジリ貧だ・・・
出版社としての「プライド」はないのか!
[追記:2013年1月6日]
関連記事を追加する。
Books go digital as print sales slump
Telegraph: 05 January, 2013
http://www.telegraph.co.uk/technology/news/9781356/Books-go-digital-as-print-sales-slump.html
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