米国:ハリケーンSandyの被害者を装い,Facbook上で義援金を募って現金を集めたことが詐欺に該当するとして,ニューヨークの女性が逮捕されたらしい
下記の記事が出ている。
Woman arrested in Sandy Hook victim scam
WGN TV: December 28, 2012
http://wgntv.com/2012/12/28/woman-arrested-in-sandy-hook-victim-scam/
ところで,この事件が有罪であるかどうかを一応離れて,一般に,この種の詐欺は非常に多数ある。
災害と関係なくても,日常的に詐欺的な義援金募集が行われている。
駅前ではいつもいる。別の名前の組織や募金内容でも,同じ人がやっていたりすることがしばしばあるので,募金業という業種が存在するのだろう。このことは以前にも書いたし,詐欺としての摘発例もある。しかし,一般に,警察はまじめに捜査しようとしない。基本的に,「丁寧で地道な継続捜査を要するようなことはしない」というのが警察の基本姿勢なのだろうと思う。誰でも面倒くさいし,警察官も人の子だ。
しかし,本物と詐欺師とを見分けることはそんなに難しいことではない。
他方,まともな募金団体等にも問題がある。
たいていは,募集をしている組織・団体の中に消えるだけであり,義援金として使われることは基本的にないか,または,最初から詐欺であるかのどちらかだ。
赤十字社が実施している募金でさえ,集まったお金の大半が運営費(報酬,給与,その他の費用支弁等)に消えてしまっているという事実が会計監査の結果明らかにされている。
そのことからすると,(まともな募金であっても)どこでも同じような経理状況なのだろうと推定することができる。
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(余談)
先日,あるコンビニの駐車場で,若い女性から声をかけられた。ジャージーの上下にリュックを背負っており,おそらく東南アジア系の女性ではないかと思う。しかし,普通に日本語を話せるようなので,日本での生活が長いのだろう。
その女性は「120円ありますか?」と言う。要するに物乞いだ。
理由を尋ねると,「お金がない」とのことだろう。そうだろう。
しかし,なぜかタバコを吸っている。「タバコを吸うためのお金があるんだったら物乞いするんじゃない」と内心思いながら,手を振って断り,さっさとその場を離れた。
日本の将来が思いやられる。
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