米国:電磁波攻撃によりコンピュータシステムを完全に破壊してしまうミサイルが開発されたようだ
下記の記事が出ている。
From sci-fi to reality: The computer-blitzing drone that can cripple a nation's electronics at the touch of a button
Daily Mail: 1 December, 2012
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2241525/The-Boeing-blitzing-drone-cripple-nations-electronics.html
中性子爆弾の延長で考えた上で,放射性物質以外の電磁波発生メカニズムを構築できれば,実戦投入可能なミサイルを構築することは可能だ。要するに,ある特定の波長の電波をどれだけ効率的に発生させるかという同じ課題だけが存在していることになる。
このミサイルは,中性子爆弾とは逆に,コンピュータシステムの破壊だけを目的としており,人間には危害を与えることがないという。しかし,交通運行管理システム等が全面的に破壊された場合,当然,一瞬にして大惨事が同時多発することになる。
また,心臓ペースメーカー等を埋め込んだ人はもとより,電子機器で制御された医療器具で診療中・手術中の人々も即死することになるだろう。
そして,この記事でも触れられているとおり,この技術がテロリストの手にわたった場合,とんでもないことが起き得る。この兵器がミサイルに搭載され戦争で使われる可能性よりも,テロ攻撃のために普通の都市などで用いられる可能性のほうが高いのではないかと思う。もっと小型で出力の少ない電磁波兵器(電磁波武器)は,既に使われていると確信している。
************************************
(余談)
完全な防電磁技術の開発が重要だということはこれまでもくどく書いてきた。ただし,あまり反応がない。
無線通信を禁止または抑制する方向に向かう必要性があることも何度もくどく書いてきた。ただし,無視されている。
そのための防御についても述べてきたし,関連する法令の改正の必要性についても提言してきたが,いずれも完全に無視されている。
電磁波を完全に遮蔽する素材で構成される光コネクタがあれば,電磁波攻撃のための電磁波をひろってしまうアンテナ的要素を全て遮蔽した状態でちゃんとネットワークを構成できるのに・・・
為政者の中には本当に馬鹿しかいないのだと思う。
「原発は爆発事故を起こすことがない」とか,「日本では巨大地震や巨大津波や巨大噴火が起きることはない」とか,「日本で生物化学兵器が使用されることはない」とか・・・そのように考えることができる程度の能力しかない。
| 固定リンク
コメント