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2012年12月14日 (金曜日)

ドイツ:電力会社の送電網に対するDDoS攻撃があったらしい

下記の記事が出ている。

 Power grid operators attacked via DDoS
 H: 12 December, 2012
 http://www.h-online.com/security/news/item/Power-grid-operators-attacked-via-DDoS-1767170.html

スマートメーターは,全てDDoS攻撃その他のサイバー攻撃のための非常に使いやすい出入口となる。しかも,直接攻撃を可能とするような仕組みを用いた場合,インターネット経由ではないので,通常の情報セキュリティ手法で検出・防御することができない。仮にサーバを防御することができたとしてもスマートGRID全体を崩壊させることは可能だ。

だから,スマートGRIDの導入を控えたほうが良いのだ。

何度言っても日本では耳を傾けてもらえない意見の一つなのだが,要するに,日本の関連企業の経営者には危機管理能力がほぼ喪失しているということなのだろう。

なお,金儲けと権力争いの能力だけは異常に肥大化しており,普通の人間ではとてもかなわないことは認める。たいしたものだ。


[このブログ内の関連記事]

 電力やガスなどエネルギー分野におけるスマートグリッドの真の問題点
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-ad3e.html

 スマートメータのハッキングが流行するおそれとのFBIによる指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/fbi-6303.html

 スマートグリッドは非常に容易にハック可能なものであり,かつ,プライバシー侵害的なものだとの指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-e93f.html

 ハックされないコンピュータシステムは存在しないとの警告
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-8074.html

 スマートメーターは容易にハックできるとの指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-d747.html

 スマートホームがハックされる危険性があるとの指摘 
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-1e6b.html

 モノのインターネット(Internet of Things)はセキュリティに対する脅威でもある
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/internet-of-thi.html

 EU:「モノのインターネット」に関する調査報告書案を公表
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/eu-e6c8.html

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