EU:アゼルバイジャンで開催されたWebセキュリティに関する会議で,参加者の半数がハックされていた?
下記の記事が出ている。
EU: We were hacked at web security conference
CBS (AP): November 10, 2012
http://www.cbsnews.com/8301-205_162-57548102/eu-we-were-hacked-at-web-security-conference/
重要な外国人についてモニタリングやスパイが実行されることは外交上の常識なので,別に珍しいことではないと思う。
むしろ,そのようなことが起きないものと軽く考えていることのほうに驚きを覚える。
私の場合,どの国に出張している間でも,常に24時間監視の下にあるものと理解していたし,そのことを実証するために幾つかの実験をしてみたことがある。予想どおりだったし,日本人が一緒に出張しており,その中に監視側に協力している者がある場合には,誰がその関係者であるのかを特定することもできた。普段は想像すらしていない様々な組織や団体等とのつながりを推測することができ,むしろ私にとって非常に収穫が多かったと言える。以来,そのような前提で海外での行動をしている。もちろん,日本国内で生活していても同じだ。
ただ,監視する側の組織に対してちょっと言いたいことがある。それは,エージェントとして使っているつもりの人間が,実はとんでもない大悪人かもしれないことがあるということだ。監視する側の組織がそのことに気づかないままでいると,いつか大変な結果を招くことになる。一般に,エージェントは信用できない。それは,上級幹部であっても基本的には変わらない。
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