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2012年11月 7日 (水曜日)

米国:オハイオ州の電子投票システムにバックドアがあり,投票結果を変更可能?

下記の記事が出ている。

 Ohio voting machines have 'backdoor', lawsuit claims
 Register: 6 November, 2012
 http://www.theregister.co.uk/2012/11/06/ohio_voting_machines_backdoor/

以下は,あくまでも一般論だ。

電子投票だけではなく,紙の投票でも同じことがあり得るし,現実にある。

選挙管理委員会が全員グルになっている場合,投票箱の総とっかえがいとも簡単にできてしまう。

同じことをコンピュータ上で実行することもできるので,システムのセキュリティ検査の後にバックドアを構築してしまうことなど朝飯前だ。

世界各国では,このようなことを防ぐため,紙のマークシートなどで投票し,システムはそれを読み取って集計するだけにしているところが少なくない。この場合,もし集計結果に疑義が生じても,異議を唱えた者の監視の下で,紙のマークシートを手作業で再集計してみれば,コンピュータによる集計結果に大きな不正操作が加えられたかどうかを検証することができる。

しかし,最初から最後まで全部システムでやってしまう場合,そのような検証ができないことがある。

なにしろ,選挙管理委員会が全員グルになっている場合,何でもできてしまう。ログの書き換えだってしてしまうので,不正操作の証拠が残らない。

なお,下記の記事も出ている。

 Hacking voting machines: Easier than ever imagined
 RT: 06 November, 2012
 http://rt.com/usa/news/voting-machine-election-hack-088/

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