ハッキングツールのネット流通が各国のサイバー軍備拡張競争を加速させている?
下記の記事が出ている。
Hacking tool kits, available free online, fuel growing cyberspace arms race
Washington Post: November 13, 2012
http://www.washingtonpost.com/investigations/hacking-tool-kits-available-free-online-fuel-growing-cyberspace-arms-race/2012/11/12/1add77a4-21e6-11e2-ac85-e669876c6a24_story.html
もともと,そうしたツールの中には,軍事用サイバー兵器であったものや軍事用サイバー兵器構築ツールとして開発されながら,軍と企業との間の契約に反して,なぜかネット上に流出・流通しているものが結構多数含まれていると推定される。
まるでマッチポンプのようなものではないかと考える。
各国政府は,結局,いったい誰が儲けることになるのかを冷静に考えてみる必要があるのだが,それでもなおサイバー軍備拡張を減速させるわけにもいかないというジレンマがある。
最終的に行き着くところまで行き着かないと終わらないのだろう。
インターネットが完全に破壊されてしまえば,サイバー攻撃をするための経路も同時に消滅してしまうので,サイバー戦が終戦となる。
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