IBMの医学・薬学分野での大学教育支援システム
下記の記事が出ている。
IBM's Watson supercomputer goes to medical school
BBC: 31 October, 2012
http://www.bbc.co.uk/news/technology-20159531
原因・結果の関係がほぼ間違いないものとして承認されている要素部分について,暗記し理解する必要がある場合,誤差が少ない要素であるという意味でコンピュータによる訓練システムを構築することが可能かもしれない。
たぶん,形式的な部分については法学分野でも応用可能だろうと思う。
ただし,形式的な部分だけでは法学を習得したとは全く言えない。
法の解釈も法の適用も,事実ではなく人間の主観的な思考・判断・評価の結果を符号化したものに過ぎないので,法の解釈や法の適用について,その原因・結果の関係を客観的に確定することなどできない。
そのことを明確にするためにも,私の研究を更に深め,論文等で公表し続ける必要がある。
要するに,コンピュータ処理では無理な部分があるのだ。
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