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2012年11月 1日 (木曜日)

カリフォルニア州:利用者の承諾なく個人データ等を収集する機能を有するアプリを提供している多数のベンダに対し,アプリ1ダウンロード毎に最高で2500ドルの制裁金の可能性

下記の記事が出ている。

 California begins crackdown on mobile app developers
 Register: 31 October 2012
 http://www.theregister.co.uk/2012/10/31/california_privacy_crackdown_mobile/

要するに,スパイウェアは許さないということに尽きる。

日本の政府や警察等は甘すぎる。

カリフォルニア州にはスパイウェア禁止法があるが,罰則はない。

上記の記事の正確性はわからないが,記事内容が正しいとすれば,カリフォルニアの州務長官(attorney general)は,カリフォルニア州オンラインプライバシー保護法に基づく制裁を検討しているということになる。このオンラインプライバシー保護法にも罰則はないが,オンラインプライバシー保護法違反行為は不正競争行為になると解釈されているらしい。そして,カリフォルニア州の不正競争防止法には,違反行為1回毎に最高額2500ドルの制裁金(civil penalty)で罰することができることになっている(17206.1.)。おそらく,2500ドルの制裁金とは,このことを指すものだろうと思われる。

なお,カリフォルニア州の法令のテキストは下記のところで入手することができる。

 California Unfair Competition Act
 http://www.leginfo.ca.gov/cgi-bin/displaycode?section=bpc&group=17001-18000&file=17200-17210

 California Online Privacy Protection Act
 http://www.leginfo.ca.gov/cgi-bin/displaycode?section=bpc&group=22001-23000&file=22575-22579

 Consumer Protection Against Computer Spyware Act
 http://www.leginfo.ca.gov/cgi-bin/displaycode?section=bpc&group=22001-23000&file=22947-22947.6

[追記:2012年11月2日]

関連記事を追加する。

 Calif. begins enforcing law requiring mobile privacy policies
 SC Magazine: November 1, 2012
 http://www.scmagazine.com/calif-begins-enforcing-law-requiring-mobile-privacy-policies/article/266602/

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