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2012年10月 3日 (水曜日)

米国:WinFixer, WinAntiVirus及びWinAntiVirusProというスケアウェアを製造・販売していた者に対し,巨額の制裁的賠償金の支払及び製品の製造・販売禁止を命ずる判決

下記の記事が出ている。

 FTC gets a $163 million judgment against scareware operation
 Ars Technica: Oct 3 2012
 http://arstechnica.com/tech-policy/2012/10/ftc-gets-a-163-million-judgment-against-scareware-operation/

被告は,自分の管理下にない者がやったことだと主張していたようだが,「それではなぜ被告が収益をあげているのか」を説明できないので,主張自体失当というべきだろう。

また,従業員が勝手にやったことだったとしても,経営者として適法に管理していないことそれ自体が責任原因となることが明らかなので,これまた主張自体失当となる。

要するに,違法行為によって金儲けをすることは許されない。

[追記:2012年10月4日]

関連記事を追加する。

 FTC:‘Massive’ tech support scams may have duped customers out of millions
 Washington Post: October 3, 2012
 http://www.washingtonpost.com/blogs/post-tech/post/ftc-massive-tech-support-scams-may-have-duped-customers-out-of-millions/2012/10/03/a5ff3314-0d68-11e2-bb5e-492c0d30bff6_blog.html

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