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2012年10月 2日 (火曜日)

自然科学系専門論文で,盗作とデータ捏造が増加?

下記の記事が出ている。

 Research fraud exploded over the last decade
 ars technica: October 2, 2012
 http://arstechnica.com/science/2012/10/research-fraud-exploded-over-the-last-decade/

ちなみに,私のブログや著述もかなりパクられている。

他人の著作に対して「敬意を表する」という気持ちがないことと,「ばれないだろう」という安易な予測がそういうことをさせているのだろう。

馬鹿だ。

明治大学での昨日の講義ではそれに関連する話しをした。「事実」としての他人の著作の「存在」それ自体と,存在する他人の著作を自分が読んで理解した内容(=解釈)とは全く異なるものだ。そういうことをきちんと学生に理解させたい。

どこの大学とは言わないが(←明治大学ではない。),そういうことをきちんと理解していない教員が安易に学位論文作成支援システムのようなものなどを構築・運用してしまうものだから,盗作または剽窃として後で問題となるような事例が多発している。憂慮すべきことなのだが,当大学の現学長がそういうことを推進しているものだからどうにもならない。ここでもまた「トップが悪である場合」の問題が顕在化していると言える。

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