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2012年10月23日 (火曜日)

米国:顧客データ追跡・分析し第三者に提供する業務を遂行していることが違法であるとしてFTCから訴追を受けていた企業が,追跡により収集した顧客情報を削除または匿名化することに同意

下記の記事が出ている。

 Web tracking firm settles charges it collected passwords, financial data
 ars technica: October 23, 2012
 http://arstechnica.com/tech-policy/2012/10/web-tracking-firm-settles-charges-it-collected-passwords-financial-data/

 FTC settles charges with Web analytics company Compete
 the Hill: October 22, 2012
 http://thehill.com/blogs/hillicon-valley/technology/263301-ftc-settles-charges-with-web-analytics-company-compete

 WPP research unit settles online tracking claim
 Financial Times: October 22, 2012
 http://www.ft.com/cms/s/0/db0c7c74-1c6d-11e2-ba75-00144feabdc0.html#axzz2A4RZYTEJ

ビッグデータのビジネスは,かくも違法だということを如実に示す一例と言えるだろう。日本では,法規範を無視してビッグデータ礼賛のような姿勢を示す馬鹿者が多過ぎる。

なお,データを匿名化(例:氏名を形式的な符号に置き換える処理など)をしても,実は個人データの属性を失うことがなく,匿名化が匿名化にならない例について,先週の法科大学院の講義で説明したのだが,学生が理解してくれたかどうかは分からない。その理解のためには,ある程度数学的センス(←算数能力ではない。)が要求されるので,そのようなセンスをもっていない学生には無理かもしれないと半分諦めながら,たとえ一人でも私の言うことを理解してくれる学生がいれば,将来,法律家として正しい思考をすることができるようになってくれることだろうと期待して講義を続けている。

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