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2012年10月 4日 (木曜日)

ディズニーが,3Dプリンタを用いて玩具の部品製造技術を開発

下記の記事が出ている。

 Disney develops 3D-printed lighting for toys
 BBC: 3 October, 2012
 http://www.bbc.com/news/technology-19818815

現時点で,一般向けの3Dプリンタでは簡単なものしか製造できない。しかし,工業用または軍事用の高性能の3Dプリンタでは(正確には,様々な方式のもが存在するが)ミクロン単位での立体加工が可能となっている。

このことから,今後,精密金型なしに超精密な電子部品や各種部品等が安価に大量生産できるようになるだろうと思われる。しかも,最初から人件費が全くかからない方法なので,例えば低賃金の国に工場を建築して人件費を抑制する必要が全くなくなる。むしろ,地政学的なリスクだけを考慮にいれて工場の立地計画を考えることが可能となる。その結果,多くの米国企業の工場が米国内に戻ってくるという現象が発生することになるかもしれない。ただし,その場合でも,雇用の拡大にはあまりつながらない。なにしろ,人間の労働者を基本的必要としないからだ。

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