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2012年9月15日 (土曜日)

ポストテクノロジー

下記の記事が出ている。

特定の製品やサービスの商業宣伝広告に加担するだけのジャーナリズムが破綻していることは誰でも認めることだろう。

問題は,特定のIT企業がスポンサーとならない世界で,ジャーナリストがどのようにして飯を食っていくかということに尽きる。

私自身,特定の企業がスポンサーとならないという環境で調査・研究を重ねているのだが,予算上の問題が最も頭の痛い問題だ。

学者の世界では,一所懸命に研究しても何もしないで怠けていても給料に差はないから,まじめに研究をすればするほど非常に辛い状況に追い込まれることになる。

御用学者になり,どこかから資金提供を受ければ問題が解決しそうなものだが,そうなると,学問の純粋性や中立性を失うことになる。つまり,スポンサーの商業宣伝広告のために身を削って仕事をするタイプのITジャーナリストと何も変わらない状況になってしまう。

ジャーナリストの世界と学者の世界とは相当かけ離れているように見えるかもしれないが,経済(資金の流れ)という観点(だけ)から観察してみると,何も違いはない。

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