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2012年9月28日 (金曜日)

「ポップミュージック(Pop Music)」の概念が劇的に変容

下記の記事が出ている。

 Help! Pop music really is slower and sadder than when the Beatles and Abba ruled the charts
 Daily Mail: September 27, 2012
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2209527/Help-Pop-music-slower-sadder-Beatles-heydey-researchers-say-Lady-Gaga-exception.html

現時点では,典型的な「ポップミュージック」とは,レディガガ(Lady Gaga)を意味するのだそうだ。

私は,レディガガのどこがよいのか全く分からないので,滅び行く「古い世代」に属するのだろう。

しかし,100年後に生き残っているのはビートルズなのであって,レディガガではない。

現在のポップミュージックの大部分は「創作性」を欠いている。単なる替え歌の一種に過ぎない。歌詞には創作性が認められるかもしれないが,音楽としてはどれもこれも同じであり,創作性という観点からは文化的価値が全くない。法的に保護する必要性も極めて乏しいのではないかと思う。

このような状況が出現した背景には,音楽消費者の側での知性の低下を最も重要な要素としてあげることができるだろう。

そして,本来音楽に対して金銭的支出をすることができるはずの階層が経済的に貧窮化しているという現実,また,経済的に余力があっても現在の音楽産業に愛想を尽かして音楽離れしてしまっているという現実があると考える。この私もその一人だ。今では一切の音楽を聴かない。

今後の見通しとしては,お金をもっていない階層しか音楽を求めなくなるだろうから,音楽産業が全体として徹底的に荒廃するという未来を予測することができる。

映画産業も同じだろう。何しろ全く面白くない映画ばかりだ。存在しないほうが良いものが圧倒的に多い。

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