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2012年9月15日 (土曜日)

GoogleがDo Not Trackの機能をChromeに実装

下記の記事が出ている。

 Google implements Do Not Track in latest developer build of Chrome
 Washington Post: September 15, 2012
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/do-not-track-is-coming-to-google-chrome-and-that-could-be-bad-news-for-google/2012/09/14/7721a44a-fe78-11e1-98c6-ec0a0a93f8eb_story.html

Do Not Trackは,米国FTC等による政策に従うものであると同時に,EUの電子通信プライバシー保護指令におけるcookieの事前の承諾の要件にも適合するものなので,コンプライアンスという観点からは当然なすべきことを実施しているという感じになる。

日本のITビジネス界では,ここらへんの感覚が非常に鈍い。中国や韓国ではもっと鈍い。


[このブログ内の関連記事]

 Do Not Track (DNT)の取扱いに関するW3CとEUの微妙な差異
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/do-not-track-dn.html

 米国:インターネット上の行動履歴等の個人データ自動収集規制をめぐる攻防
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-0939.html

 DNT (Do Not Target)とDNC (Do Not Collect)
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/dnt-do-not-targ.html

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