スイス:AppleのiPhon 5上の時計のアイコンが,スイス連邦国有鉄道の時計の外観を真似ているとして,同鉄道がAppleに対し,著作権侵害または商標権侵害を理由に提訴
下記の記事が出ている。
Bet Apple wish they could turn the clock back: Swiss firm accuses iPhone 5 of copying their iconic face design
Daily Mail: 21 September, 2012
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2206766/Swiss-rail-company-accuses-iPhone-5-copying-iconic-clock-design.html
物体としての時計であれば意匠権の問題になると思うのだが,物体としての時計のデザイン(外観)と電磁的な存在である時計アイコンの外観とが類似または酷似している場合,意匠権ではなく著作権侵害ということにならざるを得ないのか・・・とちょっと考えてしまった。
仮に意匠権侵害が成立するとした場合,超汎用装置であるスマートフォン上の画面上では,(理論的には)ほとんど全ての種類の物的商業製品の外貌と類似・酷似するアイコンやガジェットを電磁的に構成することが可能だから,(理論的には)ほとんど全ての種類の物的商業製品について意匠権侵害が成立可能ということになるのだろうと思う。
[追記:2012年10月13日]
関連記事を追加する。
Apple gets OK to use Swiss railway clock design
REUTERS: October 12, 2012
http://www.reuters.com/article/2012/10/12/us-apple-iphone-swissclock-idUSBRE89B0SV20121012
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