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2012年8月24日 (金曜日)

世界的規模での盗聴・盗撮・通信傍受システムであるTrapWireとINDECTに対して大規模攻撃があるか?

下記の記事が出ている。

 Global TrapWire, INDECT protest planned Saturday, October 20
 ZDNet: August 23, 2012
 http://www.zdnet.com/global-trapwire-indect-protest-planned-saturday-october-20-7000003101/

日本のNシステムや街路のモニタシステム等もほぼ疑いなくTrapWire等と連携して機能しているので(←物理的に直接に接続しているかどうかはわからないが,日本の警察と外国の警察相互の協力関係の下ではほぼダイレクトな情報共有がなされていると推定される。また,そうしないと日本の警察が海外の警察に対して協力を求めることができないという互恵的な関係が存在する。),(少なくとも机上の想定としては)攻撃の対象となる可能性がある。

なお,INDECTの関係では,既にサイバー攻撃がある。

 オーストリア:自由党(FPÖ)のWebサイトがAnonymousによってハックされたらしい
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/fpwebanonymous-.html

 

[このブログ内の関連記事]

 米国:秘密の監視ネットワークTrapWireの存在がStratfor電子メールリークで明らかになったようだ
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/trapwirestratfo.html

 ある企業の表の顔と裏の顔
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-e1f4.html

 EU:西アフリカ諸国との間で,著作権侵害行為探知のためのモニタリング協定(INDECT)を締結
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/indict-3447.html

 ニュージーランド:ACTAやTPPなどに基づく国による言論の抑圧政策こそがまさに本当の「サイバーいじめ」だとする見解
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/actatpp-f4a2.html

 WIPO:日本が強く主張していた著作権管理手段強化策を盛り込んだ放送番組条約案が,表現の自由を侵害するものだとの批判に晒され,後退気味だが・・・
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/wipo-e048.html

 ACTAの次はCETA
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/actaceta-5985.html

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