ある企業の表の顔と裏の顔
下記の記事が出ている。
Examining the ties between TrapWire, Abraxas and Anonymizer
ZDNet: August 17, 2012
http://www.zdnet.com/examining-the-ties-between-trapwire-abraxas-and-anonymizer-7000002770/
中国の「矛盾」の故事と同じということか・・・
若干異なるのは,匿名化しても,それは符号を匿名化しているだけのことなので,符号以外の要素を用いて特定することは可能だという点では,嘘を言っていることにはならないと理解するしかない。
問題は,そのような表裏のある企業として存在することを社会が許すかどうかということに尽きる。
ちなみに,私自身は,そもそも人間に表裏があるのは当然のことだと思っている。それゆえ,人間の表だけ見て判断することは危険なことだとも思っている。こういうことについては,コリン・ウィルソンの著書が何度読んでも面白いといつも思っている。小説家だとサマセット・モームということになるだろうか・・・
本当はそうであるのに,日本の社会では,現在でも「建前論」だけで何でも処理しようとする。そのようか画一化された方法は,大量の大衆を処理するには便利な手法で,社会的な約款のようなものだと思っている。しかし,本来は個別処理をすべきものだし,それが可能な時代となってきてもいるので,根本的なところで見直しをしないで怠けていると,いつの間にか時代に取り残されてしまうことにもなりかねない。
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