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2012年8月17日 (金曜日)

SNSなどで「共有」されているはずの写真が,一定期間経過後に自動的に消去された場合にどういう社会的な結果が発生することになるか?

Facebookでは,一定期間経過後に写真を自動的に消去するようだ。

 Three years later, deleting your photos on Facebook now actually works
 ars technica: August 16, 2012
 http://arstechnica.com/information-technology/2012/08/facebook-finally-changes-photo-deletion-policy-after-3-years-of-reporting/

いつまでも残されていると,(とりわけ退会した会員にとっては)プライバシー侵害等の問題が発生しやすいから,これはこれで良いことなのかもしれないが,別の問題も生じ得る。

それは,写真の「共有」をうたったビジネスだから発生する問題だ。

「共有」である以上,共有者の誰かについて期限切れになったとしても他の共有者にとっては有効期限内であれば,ビジネスとしては共有状態を維持しなければならない法的義務があると考えられる。

私はFacebookの利用者ではないので細かい点についてはよく知らない。もしかすると,Facebookの会員規約(ポリシー)では,そのような問題が生じないように上手に対処されているのかもしれない。

しかし,あくまでも一般論としては,あるコンテンツを「共有できる」ということを商売上のうたい文句としてビジネスをやりはじめると,実は様々な法的問題を発生させかねないということを理解することが重要だ。

おそらく,そんなことはほとんど考えないで安易にビジネスを遂行しているところが圧倒的に多いだろうと思う。

結局,「文化」を共有するということはどういうことを意味するのかという本質的課題がそこにはあるように思う。

このような構造を有する課題は,ビッグデータその他のデータベース利用にも影響を与えるものだろうと思う。

世界的に,まだ十分に認識されている問題ではないし,まして立法者によって検討されている問題でもないが,かなり近い将来に顕在化することが確実と思われる。

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