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2012年8月10日 (金曜日)

電子技術の普及により人間の言語能力が著しく衰退する

下記の記事が出ている。

 From alphabet to y'all: Linguists reveal the 100 words that have shaped the English language
 Daily Mail: 9 August, 2012
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2185948/Linguists-reveal-100-words-shaped-English-language.html

これも随分と以前から言われてきたことで,特に目新しいことではない。しかし,言語衰退説が正しいということを証明する研究成果しか出てこないということに着目すべきだろう。

情報伝達手段が極めて限定されている世界では,人々は,ひとつひとつの文字や言葉を大事にし丁寧に扱う。その反対の世界では反対になる。当然のことだ。

情報伝達手段の利用が極めて限定されている世界では,それを利用することが可能な人々が特定の一定以上の言語能力を有する者だけに限定されることになるから,言語の利用も高度化する傾向がある。その反対の世界では反対になる。当然のことだ。

身振りひとつで済ませることができることをまわりくどいけれども芸術的・文化的な言い回しで代用する世界は,ある特殊な属性値をもった人々の領域内だけに存在するものだ。そのようなものを普通の人間の社会においても適用可能なものとして一般化して考えることは,最初から全く意味のないことだと悟るべきだ。

ホイジンガではないが,「言葉」というものは,最初から最後まで「あそび」という社会的機能を有しており,それでもって遊ぶための規則を共有できる者でなければ,もちろん遊ぶことなどできない。


[このブログ内の関連記事]

 インターネットは英語を変える?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-2903.html

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