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2012年8月 2日 (木曜日)

富士通・ドコモ・NECがスマートフォン用半導体チップを製造する合弁会社を設立

下記の記事が出ている。

 富士通・ドコモ・NEC、次世代スマホ向け半導体開発で合弁設立
 REUTERS: 2012年8月1日
 http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPTYE87005420120801

私は歓迎だ。これまでこのブログで強く主張してきたことが採用されたものと理解している。

さて,一般向けの製品については,中国などの外国で製造されていようと,スパイウエアが入っていようと,重大なバグがあろうと,健康被害をもたらす化学物質や毒物等が含まれていようと,その利用者の興味をひくことはあまりないかもしれない。

しかし,機密情報を扱う企業や官庁等ではそういうわけにはいかない。

この場面では,単純な自由競争主義と入札至上主義を改めるべきだと思う。少し高くてもより安全性の高い製品を使うべきだ。

このことは日本だけのことではない。例えば,米国では,国防用の製品については,リスク管理のため,外国製の部品等の監視を強化しているが,その結果として割高な米国製品を購入せざるを得なくなってもあまり文句は出ないだろうと思う。目先の安さを重視して国防を崩壊させるわけにはいかないからだ。

要するに,社会のあらゆる部面において一律に「自由競争肯定」→「価格競争肯定」という単純な図式を信奉することはそろそろやめにしないと駄目だ。基本的には「安かろう,悪かろう」ということになるので,社会全体としては大損を発生させることになる。

他方で,純国産として国内生産を徹底すれば,日本の重要な特許技術等が海外にどんどん流出してしまうという事態を少しでも防止することができるかもしれない。少なくとも日本の主権の及ぶ地理的範囲内で監視を実行することができる。

それでもスパイはやってくるだろう。

あとは,どのように効果的な防御策を講ずるかに尽きる。

なお,経営陣や上級従業員にスパイが混入していたのでは元も子もないので,完全な調査と徹底したパージが必要になるだろう。また,子会社等で疑惑のある外国企業と合弁・提携しているところがあれば,速やかに解消する必要があると考える。

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