情報セキュリティ大学院大学ワークショップ「クラウド時代の契約問題:サービス提供者のデータ消失やデータ漏洩にどう対処するか?」
下記のワークショップが開催される。
情報セキュリティ大学院大学ワークショップ
「クラウド時代の契約問題:サービス提供者のデータ消失やデータ漏洩にどう対処するか?」
日 時 2012年9月7日(金)14:00~17:30 (13:30受付開始)
会 場 情報セキュリティ大学院大学 3F 303/304
(横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)
主 催 情報セキュリティ大学院大学
参加費 1,000円
定 員 100名
http://www.iisec.ac.jp/event/20120907workshop.html
湯淺墾道先生からちょっと手伝って欲しいと頼まれ,「夏期集中講義があり十分な準備はできないので,パネルの末席に座っているだけならいいですよ」と承諾したところ,ずいぶんと大げさなことになってしまっていて,面食らっている・・・が,承諾した以上は義務を履行する。
当日は,ファイナルファンタジーに出てくる「クラウド」のコスプレで会場に登場しようかと考えた。しかし,何となくその準備をするのも面倒ので,やめることにした。(笑)
ちなみに,「クラウドの法律問題に詳しい夏井高人・明治大学教授」と紹介されているが,私の自己認識としては特別に詳しいとは思っていない。
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コメント
Hiroshi Saito様
コメントありがとうございます。
クラウド関係をやっている法学者は,私を含め,ほぼ全員が,純粋な仮想サーバ,単なるASPやストレージなどを分けて考えています。現実に法的問題が生じた場合,それぞれのサービスの特性に応じて対応しなければならないので当然の前提です。
そのような当然の前提を踏まえた上で,共通項について論じています。
また,昨日のシンポジウムは時間的に非常に短いものであり,また,大学の講義でもないので,トピックス中心にならざるを得ないと思います。誰が司会をやっても,そうなっただろうと思います。
仮想システムやWeb 2.0とは無縁のシステムについて「クラウド」と名前をつければ儲かると思ってインチキ商売をするようなところは,結局儲からないので,どんどん衰退することになるでしょう。
今後は,そうやって駄目企業が撤退した後に残った企業のビジネスについて,ちゃんと議論することになるだろうと思います。
ゴミを徹底的に掃除してからでないと,ちゃんとした議論をするのは難しいですね。
投稿: 夏井高人 | 2012年9月 8日 (土曜日) 11時27分
本日のパネルディスカッション拝聴しました。ブログの書きっぷりとのギャップが何とも…
ファーストサーバ社のトラブルにより、幸か不幸かクラウドのリスク、それが顕在化した場合の法的な論点を改めて考えるきっかけとなったように思います。ただ、クラウドと一括りにするのではなく、レンタルサーバ(IaaS)、サイボウズASP(SaaS)ではクラウド事業者の責任範囲も違うと思いますので、その辺りの議論があっても良かったのかと思いました。
いずれにしても、パネルディスカッションに関しては非常に示唆に富んだ内容でした。ありがとうございます。
投稿: Hiroshi Saito | 2012年9月 8日 (土曜日) 00時02分