ファーストサーバの事故は「軽過失」?
下記の記事が出ている。
データ消失、マニュアル無視原因 ヤフー子会社
共同通信: 2012年7月31日
http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012073101002968.html
ファーストサーバ最終報告書、ベテラン担当者のマニュアル無視を黙認
IT Pro: 2012年7月31日
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120731/413084/
私は,故意に準ずるものとして重過失と考える。
同業他社の顧問等をしていない弁護士であれば,そう考えるのが普通だろう。
[追記:2012年8月10日]
関連記事を追加する。
ファーストサーバ、データ消失事故で再発防止策、開発・運用部門を分離
Internet Watch: 2012年8月10日
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120810_552814.html
組織の管理体制を根本から造り直したという感じだ。要するに,組織それ自体としての過失が極めて重かったということを会社自身が認めたということになる。そうでなければ,もっと小規模な修正だけで済むはずだ。
[このブログ内の関連記事]
ヤフー子会社のレンタルサーバ会社である「ファーストサーバ」でメンテナンス用プログラムのバグにより,クラウドサーバ内のデータを含め大規模なデータ崩壊
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-16a5.html
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