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2012年8月31日 (金曜日)

インド:通信分野及びインフラ分野において,中国製電子部品や製品等の規制を強化-スパイ装置である疑いがあるため基本的に排除

下記の記事が出ている。

 Indian gov ponders restrictions on Chinese networking gear
 Register: 30 August, 2012
 http://www.theregister.co.uk/2012/08/30/india_china_telecoms_import_row/

以前から同じような政策が採用されてきたが,現実にはルータやインターネットスイッチなど様々な製品を通じ,その部品として入り込んでしまっているため,規制を強化するということなのだろう。

なお,正確には,インド政府の諜報部門では,例外として,中国Huawei(華為)製の装置・機器類を採用している。それは,パキスタンなど近隣諸国の通信を傍受するためのスパイ装置としては非常に優れた機能を有することが認められたためと説明されている。

[このブログ内の関連記事]

 インド:中国製の通信機器にはスパイチップが組み込まれているとして締め出し
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0c1f.html

 インド:外国製IT機器類排除の方向性
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/it-2816.html

 オーストラリア:Huawei(華為)をブロードバンドネットワーク(NBN)の入札から排除の方向か?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/huaweinbn-4154.html

 中国:他国に対するサイバー戦(サイバー攻撃)に民兵を活用?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-b2d2.html

 Huawei製のサーバなど中国製のIT機器類について,スパイ機能を含んでいるという疑惑が深まる
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/huawei-f916.html

 中国:政府が,Ciscoのシステムをカストマイズまたは模倣し,人権抑圧のための装置として悪用?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/ciscono-9543.html

 EU:政府から違法な補助金を受けて輸出しておりダンピングに該当するとして,HuaweiとZTEに対して制裁の可能性
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/euhuaweizte-c0c.html

 米国:華為(Huawei)が米国の防衛システムに中国製装置を組み込む目的で,米国の防衛産業関連企業の元役員をCSO(セキュリティ最高責任者)としてスカウト
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/huaweicso-9ef0.html

 ZTEが輸出禁止とされている米国製コンピュータ製品をイランに輸出
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/zte-8868.html

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