英国:Advertising Standards Authority (ASA)が,米国のクラウド型バックアップサービス企業Carboniteに対し,利用者に誤った判断をさせる商業宣伝広告をしているとして処分
下記の記事が出ている。
Carbonite disputes ASA censure of cloud storage ads
Register: 3 August, 2012
http://www.theregister.co.uk/2012/08/03/asa_ruls_against_carbonite/
問題になっているのは,「無制限のオンラインバックアップ(Unlimited Online Backup)」との商業宣伝広告文言だ。
当たり前のことだが,無限のリソースなど存在するはずがない。
Carboniteにしてみれば,単なる「たとえ」のようなものであり,実態を反映していない大げさな表現でもビジネスの世界では普通よくあることなので,適法にビジネスをしているつもりっということなのだろう。
しかし,あり得ないことを「可能なもの」として商業宣伝広告することは,大概の国において違法行為となる。
要するに,「そのビジネスの基本方針それ自体が違法であることを全く理解することができない」ということが最大の問題だと考える。
あくまでも一般論だが,商業宣伝広告文言が違法または不適切という例は他の領域でもいくらでもある。例えば,「元本保証」につられてひっかかる人が続出している投資詐欺などがその極端な典型例かもしれない。しかし,そのような誰でも「あり得ない」と判断できるような詐欺文言(←そもそも「元本保証」は違法行為。)に簡単にひっかかってしまう人々が現実に多数存在する。そして,それとあまり変わらないような人々や企業等をターゲットにする詐欺的なビジネスはいくらでもある。
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