世界最大のtorrentサイトDemonoidがDDoS攻撃を受けてダウン
下記の記事が出ている。
Demonoid hit by DDoS attack
ZDNet: July 27, 2012
http://www.zdnet.com/demonoid-hit-by-ddos-attack-7000001732/
[追記:2012年8月5日]
関連記事を追加する。
Torrent Site Demonoid Still Down After Massive DDoS Attack One Week Ago, Down For Good?
Geek O System: August 3, 2012
http://www.geekosystem.com/demonoid-down-week-after-ddos-attack/
Demonoid redirecting to malware after DDoS attack
CNET AU: August 3, 2012
http://www.cnet.com.au/demonoid-redirecting-to-malware-after-ddos-attack-339340995.htm
どこかの国または組織・団体による自力救済行為(著作権侵害となるファイル共有の阻止)として攻撃が実行され,マルウェア感染サイトへとリダイレクトするようにDNSポイゾニングが実行されたものと推定される。
ACTAが実現すると,世界中でこういうことが日常化することがほぼ確実だ。それは,著作権だけには限らなくなるだろう。一度味をしめれば,どんどん拡張されてしまうことは火をみるよりも明らかだ。そういうわけで,「インターネットの自由なアクセス」は風前の灯に近いと判断する。
なお,誤解のないように附言しておくと,私は,著作者の一人であり,著作権の侵害には強く反対する。処罰すべき者については,適正な捜査を遂げた上で,裁判所の有罪判決に基づき,遠慮なく著罰すべきだろう。しかし,「著作権を保護するためには何をやってもよい」というような考え方には全く賛成できない。そういう趣旨だ。
[追記:2012年8月8日]
関連記事を追加する。
Large Ukraine-based BitTorrent site Demonoid shut down
BBC: 7 August 2012
http://www.bbc.com/news/technology-19166779
Demonoid owners under criminal investigation
ZDNet: August 7, 2012
http://www.zdnet.com/demonoid-owners-under-criminal-investigation-7000002297/
[このブログ内の関連記事]
BitTorrentの利用者の旅行履歴を第三者が追跡できるなどのバグがSkypeにあるとの指摘
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/bittorrentskype.html
| 固定リンク
コメント