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2012年7月30日 (月曜日)

スクラロース(Sucralose/Splenda)

巷では,ノンカロリー飲料として売られている清涼飲料等に添加されている人工甘味料「スクラロース(Sucralose/Splenda)」による健康被害について話題になっているというので,ちょっと記事を漁ってみた。

 Sucralose / Splenda Toxicity Information Center
 http://www.holisticmed.com/aspartame/

 The dangers of Sucralose/Splenda
 http://www.thepowerhour.com/news2/dangers_splenda.htm

 The Potential Dangers of Sucralose (Splenda)  
 Mercola.com: December 03 2000
 http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2000/12/03/sucralose-dangers.aspx

これらの記事からすると,塩素系の物質であり,PCBやDDTなどと同じように有害であることになる。

米国のFDAや日本の厚生労働省は,副作用はないとしている。しかし,これまで問題になった医薬品や食品添加物等の中で最初から問題があるとされていたものは実はほとんどないし,長期毒性は当局の承認があった後何十年も経ってからでないと明らかにならない場合が多いので,「当局が安全だとして承認した」という事実は,本当は全く何の保証にもなっていないことになる。現時点では安全とされているものでも,何十年か後には非常に危険とされている可能性が常に存在する。

というわけなのだが,さらに調べてみると,スクラロース(Sucralose/Splenda)を批判しているDr. Joseph Mercolaとは健康食品やサプリメント等を販売している企業であり,かつ,これまで何度もFDAから警告を受けているところだということがわかった。

 FDA Orders Dr. Joseph Mercola to Stop Illegal Claims
 Stephen Barrett, M.D.
 http://www.quackwatch.com/11Ind/mercola.html

結局,どっちもどっちということになる。

私としては,まだよくわからない部分が多いので,さらに調べてみようかと思うが,とりあえずは人工甘味料入りの食品等は買わないことにしたいと思う。

現時点で健康被害の危険性の有無が議論されているものとしては,スクラロース(Sucralose/Splenda)のほかに,アスパルテーム(Aspartame)とエリスリトール(Erythritol)がある。


[このブログ内の関連記事]

 米国:FDAが,FDAの医薬品等安全性評価に批判的な科学者の電子メール等を傍受し,その行動を調査していたことが発覚
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-f911.html

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