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2012年7月20日 (金曜日)

財務省のPC123台がマルウェア感染していたことが判明-2010年1月から2011年11月に外部に情報流出の可能性

下記の記事が出ている。

 財務省のPC123台がウイルス感染、情報流出か
 REUTERS: 2012年07月20日
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE86J05320120720

国及びその機関の保有するPC(リース物件を含む。)がAPT攻撃を受け,マルウェア感染をした際,徹底的に調査をしたということになっていた。

今回,おそらく廃棄するPCのリプレース作業中にマルウェア感染の事実が判明したものと推定されるが,上記の「徹底調査」の際には調査対象となっていなかったのだろうか?

結局,現在の国の組織構成員では国の情報機器及び機密情報等を守ることは不可能だ。内閣情報セキュリティ推進室以下,関係者全員が責任をとって辞任しなければならない。

・・・といくら私が書いても全く無駄だろう。

福島第一原発で重大事故が発生し非常に多数の国民(非常に多数の東京都民を含む。)が深刻に放射能汚染されても,結局,まだ誰も処分されていないし,当時の首相には全く反省の色が見られないくらいなので,国の情報システムが蹂躙され,重要な情報が(おそらく中国に)国外流出したというくらいではたいしたことないという扱いになるのだろう。

[このブログ内の関連記事]

 米国:連邦政府,CIA,FBIなどがハックされ,大量の機密文書が奪われた責任をとり,US-CERTのトップが辞任
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/ciafbius-cert-d.html

 総務省のPCもウイルス感染
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/pc-1f24.html

 自治体のコンピュータシステムにもサイバー攻撃
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-eb04.html

 参議院にもサイバー攻撃
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-9968.html

 衆議院や官庁等に対するサイバー攻撃と住基ネット関連訴訟判決の信頼性
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-3da8.html

 衆議院のサーバに対しサイバー攻撃
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-32d9.html

 外務省,日本大使館などの在外公館に対してもサイバー攻撃
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-2dfa.html

 人事院のサイト等に対し,中国からとみられるサイバー攻撃
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-5dcd.html

 ハックされないコンピュータシステムは存在しないとの警告
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-8074.html

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