CA Anti-Spyware - Spyware, CA Technologies, Adware
Amazonに注文していた下記の書籍が届いたので読んでみた。
CA Anti-Spyware - Spyware, CA Technologies, Adware
Norton Fausto Garfield
Anim Publishing (2012/3/7)
ISBN-13: 978-6200856265
特定の企業の製品(サービス)紹介を目的とする書籍なので,学術書ではないのだが,現時点での技術がどのようなものであるのかを理解するためには有用だし,CAがSpywareというものをどのように認識・理解しているのかを知るという意味での有用性はある。
私は,従来の理論には欠陥のあるものや有用性が喪失してしまったものが多いと考えているし現実にそうなので,演繹法的なアプローチではなく帰納法的なアプローチを重視するようにしている。時間と労力と資金が必要になる。しかし,誰も述べていなくても、どこにも書いていなくても,私だけの独自の見解として笑われるものであっても,真に「正しい理論」を創り出すためにはこのような方法しかない。
なお,この書籍とは無関係のことだが,一般に,日本において出版されているセキュリティ関連の書籍を読んでみると,ネットで記事を漁ってまとめただけのような印象を受けるものがあまりにも多すぎる。取材の努力の痕跡が認められない。残念なことだと思う。
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