Anonymousは日本語を十分に理解できない?
下記の記事が出ている。
アノニマス「日本語難しい」…霞ヶ浦は霞が関?
Yomiuri Online: 2012年6月28日
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120628-OYT1T00015.htm
本当にそうかもしれない。Anonymousは,誰かが指導者となっている「組織」ではないし「グループ」でもなく,ある意見や考えに共鳴する人々による一種のムーブメントのようなものなので,その中に「日本語を理解することに困難を感じる者」が含まれているとしても何ら不思議はないからだ。
もしそうだとすれば,例えば,全て日本語プログラミング言語だけを用いてシステムを構築すれば,英語圏からの攻撃に対しては相対的に強いシステムを構築することが可能となるかもしれない・・・というよりも,日本語であるかどうかが問題なのではなく,(標準化を徹底的に排除し)ガラパゴス化することが防衛のためには極めて重要だということを意味している。
しかしながら,攻撃者が日本語を理解可能かどうかという点だけに限定して考えてみると,そもそも撹乱作戦の一種かもしれない(=全員,日本語を解する者である可能性を否定できない。)。また,攻撃者の中には標準的な日本人よりもはるかに日本語に精通している者が含まれている可能性がむしろ逆に非常に高い。
だから,この記事を鵜呑みにしてはならない。
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著作権法の一部改正による違法コピーされたコンテンツのダウンロード行為厳罰化に対する抗議として,Anonymousが自民党,最高裁,財務省等のWebサイトを攻撃?
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