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2012年5月30日 (水曜日)

ボーイング787に対するサイバー攻撃の危険性-多数の電子チップにバックドアが見つかる

下記の記事が出ている。

 Cyber-attack concerns raised over Boeing 787 chip's 'back door'
 Guardian: 29 May 2012
 http://www.guardian.co.uk/technology/2012/may/29/cyber-attack-concerns-boeing-chip

航空機に限らず,自衛隊が保有する兵器,原子力発電所,艦船,鉄道車両,自動車,エレベータ・エスカレータ,空調システムなどに用いられている制御用装置に含まれる電子チップにバックドアが存在する可能性はかなり高い。

現行法制の下では,企業や官庁等に対しそのような脆弱性の発見を義務づけることは難しい。要するに,戦う前から既に敗北しているのと同じような状況にある。


[このブログ内の関連記事]

 米国:BoeingとSiemensが軍用スマートグリッドの開発に協力
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/boeing-andsieme.html

 Siemens S7 PLC用のSCADAパスワードクラッキングツール
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/siemens-s7-plcs.html

 Stuxnetの感染場所として使われたSiemensのファームウェアにはまだまだセキュリティホールがいっぱい
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/stuxnetsiemens-.html

 SiemensがStuxnet対応としてファームウェアのバグを除去?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/siemensstuxnet-.html

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