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2012年3月25日 (日曜日)

Google検索のサジェスト機能がプライバシー侵害になるとして東京地裁が差止の仮処分

下記の記事が出ている。

 グーグル検索予測、表示差し止め命じる 犯罪連想でプライバシー侵害 東京地裁
 産経ニュース: 2012.3.25
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120325/trl12032518210000-n1.htm

コンピュータプログラムによるセマンチック処理には,当然のことながら,限界がある。それは,そのシステムを構築するエンジニアの世界理解が極めて小さなものであり,限定的なものであり,かつ,ゆがんだものであるからに他ならない。

世界で最も優れた頭脳をもつ人々でさえ,世界のほんの一部のことを理解することさえできずに四苦八苦している。

当然のことながら,「意味」に客観性など最初からないので,誰も定義できるはずがなく,従ってコード化することも原理的に不可能なことなのだ。

要するに,セマンチック処理など最初から無理だ。

このことは,このブログで何度も書いてきたことだ。

しかし,関連領域の研究者の頭脳と知性が極めて限定的なものであるため,私見が理解されることはない。

それゆえ,私は,ますますもって私見の正しさを確信することになる。

同様の理由により,自動プロファイリングも禁止すべきものだと考える。あまりにも弊害が多すぎる。私もその被害者の一人だ。

[追記:2012年3月26日]

関連記事を追加する。

 プライバシー管理でまた論争 グーグル、過去には訴訟も
 産経ニュース: 2012.3.25
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120325/trl12032522150001-n1.htm

記事中には幾つかのコメントがあるが,基本的には記者の考えでまとめられているものと推定される。その前提で読んでみると,この記事を書いた記者は,プロッサーのプライバシー4類型(特に第3類型)を全く理解していない。つまり「プライバシー」の概念を全く理解しないで「プライバシー」の記事を書いている。だから,間違った文脈でトンチンカンな記事を書くことになるのだ。血へどを吐いて死ぬほど勉強しなきゃ駄目だ。そういう勉強をしたくないなら,すみやかに転職すべきだと思う。とはいえ,まともな記事を書くとクビ(解雇)になる可能性もあるから,結局,どのみちまともな記事は書けないという結論に変わりはないかもしれないが・・・(笑)


[このブログ内の関連記事]

 フランス:ある男性について「強姦」等のキーワードと自動的に関連付けをしたことが名誉毀損に該当するとして,Googleに対し,5,000ユーロの損害賠償金の支払いを命ずる判決
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/google5000-8954.html

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