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2012年2月 2日 (木曜日)

クラウドコンピューティングの導入はコスト削減につながらないとの調査結果

下記の記事が出ている。

 Cloud Security, Costs Concern Federal IT Pros
 Unformation Week: January 31, 2012
 http://www.informationweek.com/news/government/cloud-saas/232500801

米国連邦政府のクラウドに関する記事なのだが,選挙がらみなのでコスト削減につながらないどころかコスト増であるとすれば,ただちに国民の税負担の問題の一部として選挙戦上の論点の一つにされてしまう可能性がある。

日本では,源泉徴収が原則であるために税の問題が意識されることがあまりなく,税の無駄遣いについて厳しく論じられることがほとんどないが,米国では事情が異なる。

ちなみに,クラウドと直接の関係はないが,下記のような記事がある。

 米裁判所、ホンダに賠償命令 燃費で不当広告
 共同通信: 2012年2月2日
 http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020201000868.html

このような裁判が一般的なものかどうかはわからない。しかし,仮にそうだとした場合,例えば,クラウドの導入によってコスト削減効果が発生しなかったときは同様の訴訟が提起される可能性はあるのではないかと思われる。

要するに,宣伝文句として「コスト削減」をうたうのは必ずしも得策ではないということになるだろう。

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