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2012年1月22日 (日曜日)

Appleのデジタル教科書

下記の記事が出ている。

 The dark side of Apple’s digital textbook utopia
 Washington Post: January 21, 2012
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/the-dark-side-of-apples-digital-textbook-utopia/2012/01/20/gIQAQjuIEQ_story.html

 Can Apple’s new textbook initiative save U.S. education?
 Washington Post: January 21, 2012
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/can-apples-new-textbook-initiative-save-us-education-infographic/2012/01/19/gIQABD7JEQ_story.html

いつも書くことだが,停電やバッテリー切れになったら使えなくなってしまう「教科書」など全くナンセンスだ。

しかも,教科書にしては高価過ぎる。税金でまかなうとすれば(義務教育の場合),なぜ特定の企業だけに税金が流れるようにすることが許されるのかがわからない。

一般論として,もしどうしてもデジタル教科書を導入したいのなら,学校が特定の企業の製品,ソフトウェア,Webサービスの購入を指定・指示することを禁止し,毎年,別の会社の製品になるように厳しい制限を設けた上で毎年入札し直すようにすべきだろう。違反があった場合には,自動的に汚職とみなし処罰することも大事だと思う。

ちなみに,デジタル教科書の場合,コンテンツである教科書の内容を学校や教育委員会等が縛ることは,事実上不可能となる。生徒は,みなWikipediaなどのネット上の有名コンテンツだけを読むようになるだろう。

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