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2011年12月 2日 (金曜日)

米国:連邦政府がマルウェアを用いて全国民を監視しているという事実をWikileaksが暴露

下記の記事が出ている。

 Wikileaks docs reveal that governments use malware for surveillance
 ars technica: December 2, 2011
 http://arstechnica.com/business/news/2011/12/wikileaks-docs-reveal-that-governments-use-malware-for-surveillance.ars

驚くには値しない。中国でもロシアでも英国でもそうだ。

日本では・・・

ともあれ,無線通信可能な電子デバイスを利用すれば,必ず監視される。

そして,この監視システムこそが社会における最大の脆弱性要素のひとつともなっている。なぜなら,警察や諜報機関などの政府要員だけではなく侵入者やスパイなどもそのシステムを(事実上)利用可能だからだ。このようにして,どの国でも政府の中枢システムが内部から食い荒らされてきた。その事実は,いずれWikileaksあたりで暴露されることになるだろう。

監視システムはそんなに堅牢なものではないし,まして,政府要員の大多数は「ただの人」なのであり,特別に倫理観や責任感が高いわけでも能力的に優れているわけでもないのだということを忘れてはならない。

ちなみに,余談だが,私がオンラインの状態で仕事をしていると,ときどき,「リアルタイムで監視しているぞ」というサインが送られてくることがある。最初は驚いたが,最近は慣れてしまった。そして,そういうときは,即座にアダルトサイトに接続をかえてしまう。そうすれば,監視者は「夏井教授の動静を監視中」という大義名分の下でアダルトビデオを存分に堪能することができるだろうという親心に基づくものだ。その間,私は,別のオフラインのPCを用いたり,場合によっては紙とペンだけで仕事を続けている。


[このブログ内の関連記事]

 政府御用達のスパイウェア?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-3a0d.html

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