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2011年12月16日 (金曜日)

人間の思考に対するハッキングの可能性

下記の記事が出ている。

 Engineered virus which hacks & controls brain: Do you mind?
 RT: 15 December 2011
 http://rt.com/news/dna-virus-infecting-brain-897/

私は,理論的には可能だと考えているし,もしかすると部分的には既に兵器化・武器化されており,様々な目的(政治的目的や謀略等を含む。)で現実に使用されているのではないかと考えている。

そこでは,普通の法理論における「自由意思」に基づく判断といったものはない。

ヒトは,単なるマリオネットのような存在でしかないからだ。

しかし,問題は,普通の裁判官にはそのことを全く理解することができないだろうということだ。裁判官のみならず,ごく普通の社会人であれば基本的に「作り話」だと思うことだろう。

しかし,現実の世界は,どんどん変化し続けている。

人間の思考は,誰かによってコントロールされることがあり得る。

コントロールされた者は,自分の意思によってではなく,簡単に犯罪を実行することもあるだろう。

理論的には,今後は,「間接正犯」の領域がメインの研究領域となっていかざるを得ないという可能性が大きい。

それにしても,ほとんど立証できないことばかりなので,間接正犯の「道具」とされてしまった人々は,本当は処罰されるべきではないのにどんどん処罰されてしまうことになるだろうし,弁護人も全く理解することができず,そのために被告人にとって何らの助けにもならないという悲惨な状況が司法の場に出現することになるかもしれない。

これからの法曹は,法律の知識だけで飯を食っていくようでは全然駄目だ。情報技術,遺伝子学,脳科学等にとことん精通している必要がある。


[このブログ内の関連記事]

 思念コントロールコンピュータが更に現実味を帯びてきたようだ
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-12d0.html

 思念コントロール機器
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-53eb.html

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