シンガポール・オンラインバンキングのための新型トークンが導入される見込み
下記の記事が出ている。
DBS combats cyber threat with new banking token
Today Online: 2 December 2011
http://www.todayonline.com/Singapore/EDC111202-0000043/DBS-combats-cyber-threat-with-new-banking-token
日本のオンラインバンキングでは紙に印刷された乱数票のようなワンタイムパスワードが提供されることが多い。そのワンタイムパスワードを電子デバイスで提供するための道具は,一般に「トークン」と呼ばれている。RSAのSecurIDもそのようなトークンの一種だと理解することが可能だ。他に,物理的な道具としてのトークンではなく電子的なトークンも多数存在する。
しかし,RSAのSecurIDのセキュリティが破られてしまったメカニズムを理解することができれば,「何をすべきか」を理解することができるだろう。
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