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2011年12月16日 (金曜日)

パブリッククラウド環境では,機種やOSの相違と無関係に機能するスパイウェアやマルウェアが普通になる

下記の記事を読んでいて気づいた。

Android App Allows Remote Search of Macs and PCs
PC World: December 16, 2011
http://www.pcworld.com/article/246297/android_app_allows_remote_search_of_macs_and_pcs.html

パブリッククラウド環境では,個々のスマートフォン等のデバイスにインストールされているOSやアプリケーションは,要するに,単なる入出力装置として機能するためにのみ存在していることになる。真のOSとアプリケーションはクラウド上にのみ存在し,入出力装置の相違によってその「見え方」が異なっているだけだ。このことは,クラウド上の仮想サーバや仮想サーバ内のファイルやデータに対する攻撃が可能な攻撃アプリが存在する場合,その攻撃アプリの入出力環境の相違にかかわらず,どのような入出力環境の利用者であっても被害者になり得るということを意味している。

パブリッククラウドは,攻撃者にとっては,環境の相違によるチューニングやプログラムの作り直し等を全く考慮しなくて良いという意味で,ハッキングの楽園のような世界だということができる。

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