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2011年12月12日 (月曜日)

中国のDNA解析研究組織が日本上陸

下記の記事が出ている。

 DNA解析研究機関「中国BGI」、日本法人を神戸に設立
 産経ニュース: 2011.12.12
 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111212/biz11121220330022-n1.htm

なるほど京都大学に近い立地を選んだというわけだ。

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(余談)

日本国では,ヒトゲノムの解析・処理・利用について,結構厳格な法令上の規制やガイドライン等が存在する。

しかし,この企業は,中国企業なので,これら日本国の法令やガイドライン等を遵守するはずがない。このことは,他の国(米国を含む。)でも全く同じだ。

仮に日本国内では遵守するとしても,複雑な計算は中国本土に設置されている超高速計算機を用いて計算処理をするはずなので,国家主権が及ばない。

これらのことをよく考えた上で,おつきあいをしないといけない。

なお,現時点で既にこの企業に鑑定等の処理を業務委託してしまっている企業,組織,官庁等が存在するかもしれない。安いので当然委託するだろう。しかし,委託することそれ自体が,個人情報保護法を含む日本国の各種法令に違反する行為となるかどうかの検討をちゃんとやった上で業務委託しているかというと,おそらく全くなされていないものと推定する。

中国が現在の国家体制を廃止し,民主国家となり,人々の基本的人権を憲法によって保障する国に生まれ変わるまでは,このような事態が続くと理解しなければならない。現在の国家体制の下においては,中国共産党またはその幹部からの命令があれば何でもできてしまうし,また,中国においては「基本的人権」がない。したがって,プライバシーも個人情報も法的に保護されることは全くない。

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