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2011年11月18日 (金曜日)

シリア政府のWeb サイトは,米国,カナダ及びドイツでホスティングされているサーバ上にある

下記の記事が出ている。

 Research report: US, Canadian servers host Syrian government websites
 Washington Post: November 18, 2011
 http://www.washingtonpost.com/world/americas/research-report-us-canadian-servers-host-syrian-government-websites/2011/11/17/gIQAnljhUN_story.html

[追記:2011年11月19日]

関連記事を追加する。

 Canadian IT company busted for hosting Syrian govt websites
 memeburn: November 18, 2011
 http://memeburn.com/2011/11/canadian-it-company-busted-for-hosting-syrian-govt-websites/

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(余談)

この事例は,国際政治学上,興味深い課題を提供しているように思う。

例えば,A国と敵対関係にあるB国,または,国連決議に基づきA国が制裁を加えるべきB国の政府サイトがA国内に所在するサーバでホスティングされている場合,A国は,B国の政府サイトを破壊すべきかという課題になる。

パブリッククラウドの場合,表面的にはどの国に物理サーバが所在するのかわかりにくいことがしばしばあるので,こうした問題が発生しやすいのではないかと思われる。

 

[このブログ内の関連記事]

 シリアのサイバー戦争
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-1da9.html

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