もし国家のトップが極端に愚劣であるか売国的であるとすれば
世の中には単純な人間がいくらでもいるから,自分が憎いと思う者の暗殺を企てることだろう。それしか方法がないと考えるからだ。
かくして,戦前の腐敗しきった政党政治は独裁制へと移行することになった。
一般に,どの国でも独裁制が誕生するにはそれなりの理由があるが,民主国家から独裁制へと移行してしまう場合に最も多く見られる現象は,政党や政治家が愚劣であり腐敗していることだと思われる。
そして,あくまでも一般論だが,歴史は繰り返されるかもしれない。
なお,組織のトップが「悪」である場合には,その組織のマネジメントシステムが「悪」の遂行のために機能してしまうことになる。ここに,マネジメントシステムというものの根源的かつ致命的な欠陥があるということは既に何度も述べてきたので繰り返さない。
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