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2011年11月15日 (火曜日)

ロボット(ドローン)がプライバシーに対する重大な脅威となるとの見解

下記の記事が出ている。

 The Drone Threat to Privacy
 Scientific American: November 14, 2011
 http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=the-drone-threat-to-privacy

なお,この記事の中に出てくる米国連邦最高裁判決は,下記のところで入手することができる。

 KYLLO v. UNITED STATES - 533 U.S. 27
 http://supreme.justia.com/us/533/27/case.html

*************************************

(余談)

ロボットを迎撃し破壊する手法(正当防衛策)を考えなければならないだろうと思われる。

一般に,所有権は,敷地の地上及びその上空の空間にも及ぶから,所有権の行使として,勝手に侵入してくるロボットを撃退することが法的にも可能と思われる。

ロボット開発者は,適法性の有無を考えずにロボットを開発するし,それを使いたいと考える者は適法性の有無を考慮せずに使いたいように使う。

だから,法律家は,権利侵害的に侵入してくるロボットを撃退するための法的理論武装を考えなければならないのだ。

これは,アンチウイルスソフトによって,自分のPCに勝手に侵入してくる危険なパケットやソフトウェア,そしてスパムメールやcookieなどを撃退・破壊する行為と(法的には)何ら変わらない行為だ。

とはいえ,どの家庭でも強力な対空機関砲や対戦車砲などを常備する社会にはなってほしくない。

だから,自制が必要なのだ。

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