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2011年10月27日 (木曜日)

Laurence Hill氏から論文が届いた

数年前,英国のLaurence Hill氏の依頼を受け,コバイモの植生調査等に協力したことがある。

その成果をまとめた論文が大学の郵便受けに届いていた。

  A Taxomic history of Japanese endemic Fritillaria (Liliaceae)
  Kew Bulletin vol. 66:227-240 (2011)
 

とても素晴らしい論文で,帰宅途中の電車とバスの中で夢中になって読んだ。

Hill氏からの手紙によれば,更にワクワクするような研究成果が出てきそうだ。

植物分類学の世界では,遺伝子解析を用いた科学的手法が主流になり,ずいぶんと細かな検討をしないといけないようになっているようだ。しかし,伝統的な形態分類のように要するに主観的な観察だけに頼った研究とは異なり,客観的・物理的な論証が伴っている。

そのようにして植物学の世界はどんどん変化し続けている。

ところが,植物と関連する法の世界は旧態然としたままだ。そこに,事実と法のギャップが生ずる。

理論的には,立法時の立法事実が消滅してしまったのに形骸としての法規範だけが残されているのと同じことになる。

この関係でこれまで考察してきた結果を小さな論文にまとめて投稿した。そう遠くない将来刊行されることになるだろう。

私も自分の研究を更に深めなければならない。

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