いなばの白兎のお話しに出てくる「鰐」はサメ(鰐鮫)と断定できるのか?
昨晩,某学会の理事会があった。
そのあと,数人で飲みに行ったのだが,そこで,某教授から「ワニ」の話題が出た。要するに,「いなばの白兎のお話しに出てくるワニとはサメのことだ」という話題だ。
確かに,これは通説だろうと思う。
しかし,私は,「爬虫類のワニの可能性がある」という説があるということを知っていたので,そのことを話したら,「説をつくるなよ~」と笑われてしまった。
私は,説を創作していない。そういう説があることを知っていて,伝えただけだ。
ただ,どこで読んだのか記憶が定かでない。
そこで,インターネットで調べればすぐに見つかるだろうと思って調べてみたら,あった。
斎宮歴史博物館 第28話 わになって踊るか??話(1)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/hyakuwa/journal.asp?record=28
とはいえ,これも仮説に過ぎない。
なにぶんにも昔のことなので確定しようがないと思う。
しかし,私は,爬虫類のワニが随分と最近まで日本に棲息していたのではないかと思っている。
全国各地に残る竜神の伝説には(ことによっては,やまたの大蛇の伝説にもまた),ワニのような大型爬虫類の記憶の断片が埋め込まれているのかもしれない・・・などと夢想してみたりする。
このような考えに対しては,たぶん,「化石も骨も発掘されていないじゃないか?」という反論がすぐに出てくるだろう。
しかし,酸性土が多い日本の国土で動物の骨や化石が残るのは,よほどの偶然が重なったときだけだ。
残っているほうが奇跡に近いことなのだということを忘れてはならない。
| 固定リンク
コメント