経済産業大臣が国の原発政策を大幅転換
下記の記事が出ている。
経産相「原発はゼロに」 既存立て直しも否定
産経ニュース: 2011.9.6
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110906/fnc11090600490000-n1.htm
反対論も多いと思うが,日本の国土上には安全に原発を維持できる場所などただの1箇所もない。
安全だと判断する裁判官(特に最高裁判事)が圧倒的に多かったが,それは単なる無知のなせるわざとでもいうべきものだ。己の無知を恥じて依願退官すべきだろうと思っている。
産業界においても,努力と工夫を重ねて苦境を乗り切るという気概がない。これでは,仮に原発を維持したとしても厳しい国際競争に勝ち残ることなどできるわけがない。
私は,これまで,「熱→電気」直接変換技術を確立することが最も良いと主張してきたし,現時点でもそう思っている。
既存のものをパクってきて応用するような経営者は,本当は無能であり,単にずるいだけのことだ。
経歴がよくても,IQが高くても,本当はただ単純にずるくて欲張りなだけで,新しいものを何も生み出すことができないような人間が社会の支配層を占めることは正義に反する。それではどこかの三流国と全然変わらないではないか。
苦境を乗り越え,努力と工夫の積み重ねて勝利を勝ち取るようなタイプの経営者が多数派を占めるような社会になってほしい。
************************************
(余談)
村田製作所が半導体を用いた「熱→電気」変換技術を既に開発している。
村田製作所、熱を電気に変える装置を展示:「自己給電」も可能に?
Wired: 2008年10月8日
http://wired.jp/wv/2008/10/08/%E6%9D%91%E7%94%B0%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80%E3%80%81%E7%86%B1%E3%82%92%E9%9B%BB%E6%B0%97%E3%81%AB%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%E8%A3%85%E7%BD%AE%E3%82%92%E5%B1%95%E7%A4%BA%EF%BC%9A%E3%80%8C%E8%87%AA/
半導体を用いた発電の場合,大規模発電は難しいと思うが,小規模な発電用途には様々な応用が考えられると思う。
もっと単純で,大規模発電に向いたシステムを開発すべきだ。
熱帯地方では,単に置いておくだけでどんどん発電してしまうわけだから,途上国支援のためにもとてつもなく大きな成果をあげることができるだろう。日本国内でも南のほうの暖かい地域にある離島での発電に使えると思う。
これからのキーワードは,「エコ発電」ではなく,「エネルギーハーベスティング」だ。
[このブログ内の関連記事]
昼夜を問わず発電できる太陽熱発電装置
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-1f60.html
廃熱利用の自家発電装置を誰か考えられないものか?
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-c983.html
私見:孫 正義氏は何を狙っているのか?
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-b1af.html
| 固定リンク
コメント