環境省:放射性物質を含む焼却灰を埋め立て処分の方針
下記の記事が出ている。
10万ベクレル超も埋め立て容認へ 管理型処分場に、環境省
産経ニュース: 2011.9.25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110925/dst11092522030017-n1.htm
コンクリートで固めれば大丈夫との見解のようだ。
東京都内から出る焼却灰は,当然,東京都内で最終処分して欲しい。環境省が安全だと言っているんだから安全なのだろう。環境省のあるビルの敷地は当然のこととして(←決定者が安全であることを身をもって証明すべきだと考える。),霞ヶ関,内幸町,隼町あたりが適地と思われる。
東京都内で処分しない場合,現状では,東北地方の各県のほか,北関東の各県に大量に持ち込まれて埋め立てられることになることは,100パーセント間違いない。
東北地方や北関東は,福島第一原発事故のせいで,それでなくても物理的,経済的,社会的,精神的にひどいダメージを受けている。
これ以上ダメージを大きくするような国家政策を決定することは,悪魔が乗り移った者のすることとしか思えない。
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(余談)
「どうしてこうも無教養な人間ばかりなのだ・・・」とため息をつくことが多い。
場所にもよると思うが,ゴミの最終処分場では,収容能力に限りがあるため,一定程度蓄積すると重機などを用いて踏み固め,圧縮した上に更にゴミを蓄積する。
重機で踏み固めた場合,コンクリートで固めたかたまりも粉砕されたりひび割れしたりすることは当然想定の範囲内だ。
つまり,コンクリートで固めれば大丈夫という見解は,現場の現実を知らない無知な人たちの考えることとしか言いようがない。
こんな簡単なことを予見できない場合,それは,当然,「重過失」に該当するから,国家賠償責任との関係では,当該公務員に対して求償できることになると解する。
ちなみに,防水措置等が完全に実施されない場合などには,地下水や地表を流れる雨水などが汚染され,近隣にある井戸水や浄水場等を汚染することになるから,このようなことが継続されると,最終的には,人間が生きていけない環境を拡散することになるだろうと予測する。
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