M5以上の地震が約600回
下記の記事が出ている。
震災後M5以上600回目前、見えぬ終息 “余震の連鎖”原因
産経ニュース: 2011.9.2
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110902/dst11090211480007-n1.htm
この記事も固定観念から抜けられないでいる。
3月11日の大きな地震を本震とし,その後余震がずっと続いているという考え方だ。
しかし,本震と余震の区別は全く意味がない。
正しくは,クラスターとして全体の現象をとらえるべきだ。クラスターなので,本震も余震もない。大小無数の地殻破壊が連続的に存在し,その地殻破壊の中のいくつかでは地表部でも有感地震として振動が現われるだけのことだ。そして,地殻破壊の大小と地上部における振動の大小とはあまり相関関係がない。だから,地表部の振動の大小だけにとらわれてものごとを考えることは,本質を見失ってしまうことになるのだと言うしかない。
今回の東日本大震災における地震を含むクラスターとしての地殻の大規模な崩壊現象は,長ければ数十年にも及ぶことになるだろう。
その結果,程度の差はあっても,日本全体の地殻がまんべんなく破壊される。
日本の国土において,安全な原発立地など1箇所も存在しない。
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